ミブナの卵とじ丼
今月のおすすめ野菜
ミブナ
アブラナ科アブラナ属の野菜で、別名京菜。原産地は中央アジア。日本には19世紀に中国から渡ってきました。ミブナはミズナ同様に京の伝統野菜の一つでもありますが、元々ミズナとミブナは区別されていませんでした。自然交雑により、現在のような葉先がヘラのように丸い葉になり、風味にも違いが生まれました。ミブナの名は、京都の壬生地方が語源。壬生地方で作られた質の良いミズナを「壬生の水菜」、「壬生の菜」と呼ぶようになり、それが「壬生菜(みぶな)」となったと考えられています。
ほろ苦く少しピリ辛いのが特徴で、特に漬物として利用されることが多く、千枚漬けにも添えられています。ミズナよりクセはありますが、葉がやわらかいので生食のサラダはもちろん、鍋物、煮物、炒め物、和え物、パスタなど、さまざまな料理に使われています。また、肉の臭みを消す効果があるので、肉料理のつけあわせにも向いています。
風邪予防や肌の調子を整えるのに役立つビタミンC、抗発がん作用のあるカロテン、骨の健康維持に欠かせないカルシウムなどを多く含んでいて、とくにビタミンCは、ほうれん草の約1.4倍も含まれています。マグネシウム、鉄、リンなどのミネラルも含んでいる、優秀な野菜です。
材料(2人分)
ミブナ(べビー)50g
ご飯 2杯分
卵 3個
A だし汁 100ml
しょうゆ 大さじ2
砂糖 大さじ1
酒 大さじ1
作り方
1.ミブナは水洗いし、水気を切る。卵は溶きほぐす。
2.小鍋に合わせ調味料を入れ、中火にかける。煮立ったら弱火にし、ミブナを加えて1.の卵をまわし入れ、ふたをして半熟になるまで火を通す。
3. ご飯を盛った丼に2.をのせる。
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