ホワイトマスタードとあさりのアジアンスープ

今月のおすすめ野菜

ホワイトマスタード

アブラナ科シロガラシ属の野菜で和名はキクガラシ。原産地は南ヨーロッパ、地中海沿岸。ホワイトマスタードの語源はラテン語で「燃えるトマト」を意味するmustum ardensと言われています。紀元1世紀のローマには、すでにマスタードを使った40の治療法を紹介した文献が残されていて、中世ヨーロッパでは庶民にも広く使われる唯一のスパイスとして愛され、15世紀末にヴァスコ・ダ・ガマによって東洋に運ばれました。日本には明治の中頃から次第に親しまれるようになりました。

主な成分はカリウム、葉酸、βカロテン、ビタミンC、カルシウム、ビタミンKなど。辛み成分であるアリルイソチオシアネートが含まれ優れた抗菌性があり、食中毒の予防効果があります。新芽はピリッとした味で、葉はスパイシーな風味。噛むと最初はとても甘く感じ、その後に穏やかな幸さを感じます。サラダ・サンドイッチ・スープなどに使ったり、肉料理に添えるのもおすすめです。

調味料のマスタードは、種であるマスタードシードから作られます。マスタードシードはホワイト、ブラウン、ブラックの3種類あり、マスタードの種類によって分けられます。ホワイトマスタードの種は他の2種より大きく、辛味成分が揮発性でないため、軽くて穏やかな辛味とうまみが特徴。ホットドッグなどに使うマイルドな風味のイエローマスタードや粒マスタードに使われます。


材料 (2人分)

ホワイトマスタード(べビー) 30g

あさり(砂抜きしたもの) 100g

豆もやし 70g

しょうが(みじん切り) 大さじ1

酒 大さじ3

水 3カップ

ナンプラー 大さじ1 

黒こしょう 適宜


作り方

1.ホワイトマスタードは水洗いし、水気を切る。

2. フライパンにあさりを入れて中火にかけ、あさりが開いたら酒をふり、豆もやし、しょうが、水、ナンプラーを加えて煮る。

3. 豆もやしが柔らかく煮えたらホワイトマスタードを加えてひと煮立ちさせ、器に盛り好みで黒こしょうをふる。


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