レッドケールトマトソースパスタ
今月のおすすめ野菜
レッドケール
ケールはアブラナ科アブラナ属の野菜。原産地は南ヨーロッパの地中海沿岸で、キャベツやブロッコリーの原種です。紀元前から栽培されていた歴史の古い野菜で、およそ2千年前には、既にギリシャやローマでケールの栽培が始まっていました。ケールト人が最初に栽培したことから「ケール」の名になりました。キャベツの原型ですが、キャベツと違って丸く結球しないため、別名「葉キャベツ」とも呼ばれています。ビタミンやミネラルなどが非常に豊富で、特にビタミンの含有量は緑黄色野菜の中でも多いことから、緑黄色野菜の王様とも呼ばれます。日本では、健康飲料として青汁などに使用されています。緑葉甘藍(リョクヨウカンラン)、羽衣甘藍(ハゴロモカンラン)といった別名もあります。ケールが初めて日本に伝えられたのは、18世紀の江戸時代初期です。
1709年に刊行された書物「大和本草(やまとほんぞう)」には、ケールと思われる「オランダナ」「サンネンナ」の記載があり、オランダ人によって伝えられたことから「オランダナ」と名付けられていたといわれています。当時は、オランダナを品種改良してつくられた葉ぼたんが観賞用として親しまれ、食用としては利用されていませんでした。食用としての歴史は、戦後の食糧難の頃。栄養補給を目的として病院食や給食用に青汁が考案されました。
主な成分はルテインやβ-カロテンをはじめ、ビタミンA、C、E、カルシウム、食物繊維など。特にケールに含まれるビタミンA、C、Eは強い抗酸化力を持っているので、身体の中が錆びるのを防ぎ生活習慣病などの予防にも高い効果が期待されます。レッドケールは、成長につれ葉に赤みが増しますが、ベビーリーフのサイズでは、赤色はほとんど分かりません。生でも美味しく、オリーブオイルとも相性抜群です。
材料 (2人分)
レッドケール(ベビー・ミニ)20g
ショートパスタ 200g
トマトソース⋆11/2カップ
オリーブオイル 大さじ2
ベーコン 1枚
パルメザンチーズ 適宜
塩 少々
黒こしょう 適宜
1. レッドケールは水洗いし水気を切る。
2.鍋に湯を沸かし、塩を適量(分量外)加え、パスタを袋の表示どおりに茹でる。ベーコンは1cm幅に切る。
3. フライパンを中火にかけ、オリーブオイル大さじ1を熱してベーコンを炒める。ベーコンが色付いたらトマトソースを加えひと煮立ちさせる。茹でて汁気を切ったパスタを加え、軽く煮込む。
4.ボウルに1.を入れ、残りのオリーブオイルを加えて軽く和え、塩とこしょうをふる。
5.器に盛って4.をのせ、パルメザンチーズをすりおろす。
*トマトソース(作りやすい量)
トマト缶(カット) 1缶(400g)
玉ねぎ 1個
にんにく 1片
オリーブオイル 大さじ2
水 3/4カップ
砂糖 小さじ1/2
塩 小さじ1/2
コリアンダーパウダー 適宜
作り方
1.玉ねぎを薄切りにする。にんにくはつぶす。
2. 鍋にオリーブオイル、1.のにんにくを入れて香りが出るまで熱し、1.の玉ねぎを加えてしんなりするまで炒める。
3. トマト缶と水、砂糖、コリアンダーパウダーを加え15~20分ほど煮込む。
4. ミキサーにかけ、滑らかにする。
5. 鍋に戻して弱火にかけ、塩で味を調える。冷まして保存容器に入れ、冷蔵庫で約1週間保存。
0コメント